酒場逃亡記

酒呑みの生きネ申様、吉田 類 先生に憧れ、その生き様に追い付け飛び付け!!とばかりに、飲み歩き。 吉田先生が「放浪」なら、我杯は現実からの「逃亡」。 その実態は、酒とヤマトとA○B…笑


夕暮れ北千住 ~北千住・ごっつり、だいこく屋~

一人、北千住に降り立つ。


北千住は、我杯の生活圏からアシを延ばすと、何処へ行くにしても必ず通るハブステーションみたいなものである為、何かとヲ世話になる場合がある。



我杯は東口・学園通りにある馴染み(?)のヲ店に顔を出すことにした。




駅から徒歩1分48秒、
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ごっつり


なにはなくとも、立ち寄ってしまうヲ店である。


この日はヲ店から溢れんばかりの盛況で、今回は入店は叶わないような状態だったが、充分に「出来上がった」御常連さんが、

「ヲレ、もう(ヲ店を)出るからいいよ」

と、スペースを確保してくれた。




それでも満員の立ち飲みカウンターに滑り込んだ我杯、
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先ずはの ホッピー黒 と、「おとーし」の牛煮込み を頂戴する。


このヲ店は、1階の立ち飲みカウンターの他に、2階のテーブル席もあるのだが、この日は2階も満席だったようで、店員はフル回転で忙しそうだ。


ヲーダーを通すのも気が引ける程であったが、何とか間隙を縫って、
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酎ハイ と、ウナギ肝焼、蒲焼、サバの串焼きをまとめて。

我杯は腹を空かせていたのだが、一気に食べ応えのある串を3本も収めれば、流石に静かになった。


サバの串焼きは何かのイベント出店の際、TVで紹介されたようで、その様子がポスターにされて店内に張り出されていた。
タレントの 森三中 が大絶賛で食していたようである。


店内は徐々に客が引いてきたようだが、まだまだ盛況であった。
窮屈ながらも、その居心地の良さに充分な満足を感じながら、会計を済ませ、ヲ店を後にした。




夕暮れ時の学園通り、多くの人達が行き交う。
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個人的な所感であるが、
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北千住には夕暮れが良く似合う。


他の場所で見る夕焼け、夕日は、何か、「西日」、「照り返し」といった、押し付けがましさを感じるのだが、この場所で出逢う それ は、包み込むような、静かに上から舞い降りてくる、そんな気がする。

一日の終わりを、ゆったりと感じさせてくれるようである。


穏やかな雰囲気に心地良さを感じながら、我杯は ゆるゆる と西口へ足を向けた。



駅・西口には、これまた見事な「飲み屋通り」がある。

酒飲みには堪らない環境である。



細く、入り組んだ通りに、所狭しと軒を並べるヲ店を物色しながら、その光景をしばし愉しむ。


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特に入り組んだ通りの奥、まさに路地裏は、喧騒から隔絶され、
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まるで異世界とも言うべき静けさ。


途中で擦れ違った若い二人組は、その光景を新しいサブカルチャーの発見、といった表情で周囲を見回しながら、小さな曲がり角にその姿を消していった。




そんな中、我杯は以前にも訪れた、
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だいこく屋



…に、潜伏する事に。


前回訪れた時は、今回を遡ること、ほぼ1年前であった。


年期充分な暖簾を潜る。


「をっ、こんばんは~」



陽気に出来上がった先客さんが、嬉しそうに声を掛けてきた。
カウンター席に座した我杯、早速に、
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御挨拶を交わす。


我杯、またもやの ホッピー だったのだが、
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最初、酎ハイをヲーダーしたのだ。

すると、どういう訳か、カウンター内の女将さん が、

ホッピーじゃないの?」

と、訊いてくる。


…。

何故だろう…。



しかし、郷に入らば…である。


我杯はホッピーを頂戴することにした。

すると、その一杯は、サーバーから注がれて供されてきた。

今まで、あまり見掛ける事の無かった、生樽ホッピー の一杯であった。


いつもの味わいと違った、まろやかさを感じさせる一杯。
なるほど、思いがけない遭遇、これこそ飲み歩き冥利に尽きる。



店内の様子から、
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このヲ店が、如何に歴史を紡いで来たかが判断できる。

「この品書き、元は真っ黄色な紙だったのよ」

女将さんは言う。


この女将さん、女優の 藤村志保 様 を思わせたのだが、そこは北千住、下町然とした在り方である…。



キープされたボトルの数が、
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このヲ店に「居心地の良さ」を感じる御常連さんの多さを物語っている。



居合わせた御常連さんが、気さくに話しかけてくる。
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気持ち良さそうに御猪口を傾ける御常連さん。


どうやら、話し相手を求めていたようである。


単独で居酒屋に出入りする人間は、孤独が好きな訳でない筈だ。

寂しいからこそ、独りなのであり、人との触れ合いを求める。


その感覚が合致したのか、この御常連さんと我杯の話は尽きることは無かった。

齢、60頃であろうか。

酔っ払いの戯言ではない、何か感覚的に訴える話の内容である。

訊けば、服飾デザイナー、相手は演歌歌手の 藤 あや子 様 だそうである。

成る程、デザインに対するセンス、感覚から来るであろうその話題の一つ一つは、実に興味深い。


我杯は芸術やデザインなどの知識は皆無である。

しかし、毎週愉しみに観ている「ヲ宝鑑定団」、そこに紹介される有名無名を問わずの芸術家達。

その破天荒であり、我々の想像・常識を遥かに超える生涯が、番組では毎週紹介されている。


我杯のような人間でも、事を一つ成し遂げる為に必要な労力、思考は並大抵では無い事は理解できる。

その為には、俗に言う 「殻を破る」 事の重要さ、それに気付き、認識する事が必要なのだ、と。


そこに響いたのか、御常連さんは、よくぞ、とばかりに更に饒舌になり、培った芸術観を通した人間像を語り始めた。


我杯は、その話を、
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ホッピーのアテにヲーダーした 納豆ヲムレツ をつつきながら耳を傾ける。


そんな我杯を、女将さんは、

(ゴメンね、話に付き合ってもらっちゃって)

といった表情で見ていたが、この時の我杯には、迷惑だの困惑だのといった考えは無かった。

むしろ、聞きたい、話したいと思っていた話題、その話し相手に偶然居合わせることが出来た事に喜びを感じていた程である。


ヲ互い、深々と語り合った。

気付けば、ヲーダーしたヲ酒は、最初の生ホッピー、1杯のみであった。



これ以上は反って野暮な席になると判断した我杯は、再会を期しつつ、今回の逃亡劇に区切りをつけることにした。


この御常連さんとは、またの機会となるだろう。




暖簾を潜り、外に出ると、流石に日は落ち、夜の呑み屋街ならではの喧騒が周辺を支配していた。



その雰囲気に、ほろ酔いの気分の良さが相乗し、

もう一軒

といきたかったが、それこそ野暮であろう。


今宵はこの上機嫌を最後の肴にしよう。

帰途に就くべく我杯は、敬愛する 吉田類 先生 よろしく後ろ手を組み、ふらふら と歩き出した。


徐々に感じ始めた初夏の気配により、更に高揚していく気分が心地良かった。

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Comments

 
生ホッピーいいですよね
ただサーバーから出るのはソトのみのため、ナカは店によって濃さが違うみたいでやられることもしばしばw

選抜15位は全く行きませんが14位はたまに行きますw
 
ナニ~、私、集中攻撃~ヾ(゜0゜*)ノ?

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