酒場逃亡記

酒呑みの生きネ申様、吉田 類 先生に憧れ、その生き様に追い付け飛び付け!!とばかりに、飲み歩き。 吉田先生が「放浪」なら、我杯は現実からの「逃亡」。 その実態は、酒とヤマトとA○B…笑


忘れずにいること。

川崎市は多摩川河川敷に赴く。
DSC06165.jpg
ここで少年事件があったことは、まだ記憶に新しい。



これ程までにない衝撃を受けた、実に痛ましい事件だった。


被告の少年も実刑判決を受け、この事件に関する報道はほとんど目にすることは無くなってしまったが。



実は以前にもこの場所に足を運んだ事があった。

その時は被害に遭った少年を悼む人々が献花し、手を合わせる姿が数多く見られた。


しかし、今はそのような光景を目にすることはなさそうだった。


かつて、花束が積まれた空き地には雑草が大いに生い茂り、時折、人が散歩やジョギングでこの空き地の脇を通り過ぎていくだけである。



「この場所に物を積んだり、小屋などを建てることを禁じます」


とある企業の立て看板が無機質に土地の所有権を主張する。
DSC06167.jpg
手を合わせ、少年の冥福を祈る。


しばらくその場にいたが、結局、誰も姿を現さなかった。


周辺には高層マンションが何棟か建ち並んでいて、住人の方だろうか、明るい声の親子連れの姿があった。



果たして、この事件は人々から忘れ去られてしまったのだろうか。



そう思うと、余計に寂しく見えてくる多摩川の河川敷。



しかし、実際はそうでもないらしい。


とある報道で目にしたのだが、地元の少年たちは、彼らなりの表現で事件や少年を忘れまいとしている、とのこと。



この教訓を活かし、明るい地元を取り戻す為、少年がいた事を決して忘れない。



人と人との「つながり」を、改めて見直す機会として彼らは様々な場所に集まるのだそうだ。





果たして、我々もその教訓を活かせているだろうか。



痛ましい事件は後を絶たない。



我々の個々が、この事件の事を心の片隅に留め、少しでもより好い状態を作り出していく。


それが一層求められているのではないだろうか。


もうあのような悲劇は起こさせてはならない。


それが我々が少年に対して出来る、最大の手向けではないだろうか。



…なんて事を考えた、ある夏の日。

Comments


« »

05 2017
SUN MON TUE WED THU FRI SAT
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
プロフィール

隆軒 一郎

Author:隆軒 一郎
居ても立ってもいられず
前呑めりに 夢見る
前呑めりに 生きよう

カテゴリ
相席された皆さん
検索フォーム

Archive RSS Login